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カフェの歴史
カフェという、人々がコーヒーを主とするドリンクや食事を楽しみながら、思い思いの時間を過ごすちょっと特別な空間に、今日も誰かが足を運んでいます。 ベースコーヒーでも様々なお客様が、皆さま違った時間を過ごしています。 カフェ巡りを趣味としている方も少なくなく、今ではあらゆるところにある「カフェ」ですが、コーヒーを楽しむカフェという形態のお店は一体いつからあったのか?昔の人々はカフェをどのように使っていたのか? 今回は、今では当たり前にある「カフェ」の歴史を紐解いていきます。 カフェの原点、カフェハネ 前回のコラムで、コーヒーの原型となるカフアがイスラム教徒によって飲まれていたという話をしましたが、ここでは少しその続きを見てみましょう。 前回のコラムはこちら→ コーヒー飲用の歴史 スーフィーから人々へ イエメンのスーフィー達が儀式に用いていた「コーヒーのカフア」は長期間の保存や輸送に向いていたこともあり、次第にイエメン全土へと知れ渡っていきました。 15世紀の終わりには、イスラムの聖地であるメッカやメディナの居住区でもカフアが飲まれるようになりその広がりは勢いを増すばかり。 学者や学生といった職業の人の中にはカフアをスーフィー同様、眠気覚ましとして愛飲していた人もいたそうですが、中には単に嗜好品としてカフアを楽しむ人々もいたそうです。 そんなカフアを単に楽しむ人々のためにあるものが生まれます。そうカフアの専門店、現代でいうところの「カフェ」です。 カフェハネ 16世紀になって間もなく、コーヒーを楽しむ専門店「カフェハネ」がメッカで生まれたと言われています。 アルコールが禁止されているイスラム教の世界において、カフェハネは多くの人が集まりコーヒーを楽しみながら語らう、酔っぱらうことのないバーのような特別な交流の場になりました。 ただ一つカフェハネにはルールが...それは「女人禁制」 男性しか立ち入ることを許されていませんでした。このルールは、後に紹介する、カフェハネをもとにしたイギリスのコーヒーハウスにも受け継がれています。 ヨーロッパのコーヒーハウス 17世紀に入るとヨーロッパにもコーヒーが伝わります。当初は貴族の飲み物でしたが、あるものが登場すると、次第に市民階級にも広がっていきます。 そのあるものというのが後に社会に大きな影響を与えることになる交流の場、コーヒーハウスです。 コーヒーハウスの始まり コーヒーハウスとは、コーヒーを片手に、身近の小さなことから国の政治に関することを語り合う市民の交流の場で、まさにヨーロッパ版のカフェハネと言えるもので、ヨーロッパで最初にコーヒーハウスが開かれたのはイギリスであったと言われています。 17世紀には、コーヒーはさまざまなルートでヨーロッパに持ち込まれ、その飲み物に人々が魅了され、コーヒーを出す専門店、コーヒーハウスが生まれるまでそれほど時間はかかりませんでした。 その拡大はすさまじく、17世紀の終わりに生まれたコーヒーハウスは数年で、3000軒以上に増え、ロンドンのあらゆるところに立ち並んでいたそうです。 また、ほぼ同時期に他の国、フランスやオーストリアなどでもコーヒーハウスが生まれ、人々がコーヒーとおしゃべりを楽しみ、時には歴史が動くきっかけになったりもしました。 時代の動きはコーヒーハウスから 貴賤貧富関係なく多くの人々が集い、コーヒーを片手に語り合い教養を高める場として人気を博したコーヒーハウスは、ただコーヒーをたしなむ場だけにはとどまりませんでした。 イギリスでは、コーヒーハウスは株式取引場所や保険取引所、またイギリスの二大政党のホイッグ党やトーリ党の集会拠点などに用いられ、ロンドンの政治や経済などの発展の場となりました。 フランスでは、ヴォルテールやルソーの『百科全書』の編集の場として用いられました。またフランス王政に不満を持つ革命家の集会所もコーヒーハウスで、フランス革命はコーヒーハウスから始まったとも言われています。 日本のカフェ...
カフェの歴史
カフェという、人々がコーヒーを主とするドリンクや食事を楽しみながら、思い思いの時間を過ごすちょっと特別な空間に、今日も誰かが足を運んでいます。 ベースコーヒーでも様々なお客様が、皆さま違った時間を過ごしています。 カフェ巡りを趣味としている方も少なくなく、今ではあらゆるところにある「カフェ」ですが、コーヒーを楽しむカフェという形態のお店は一体いつからあったのか?昔の人々はカフェをどのように使っていたのか? 今回は、今では当たり前にある「カフェ」の歴史を紐解いていきます。 カフェの原点、カフェハネ 前回のコラムで、コーヒーの原型となるカフアがイスラム教徒によって飲まれていたという話をしましたが、ここでは少しその続きを見てみましょう。 前回のコラムはこちら→ コーヒー飲用の歴史 スーフィーから人々へ イエメンのスーフィー達が儀式に用いていた「コーヒーのカフア」は長期間の保存や輸送に向いていたこともあり、次第にイエメン全土へと知れ渡っていきました。 15世紀の終わりには、イスラムの聖地であるメッカやメディナの居住区でもカフアが飲まれるようになりその広がりは勢いを増すばかり。 学者や学生といった職業の人の中にはカフアをスーフィー同様、眠気覚ましとして愛飲していた人もいたそうですが、中には単に嗜好品としてカフアを楽しむ人々もいたそうです。 そんなカフアを単に楽しむ人々のためにあるものが生まれます。そうカフアの専門店、現代でいうところの「カフェ」です。 カフェハネ 16世紀になって間もなく、コーヒーを楽しむ専門店「カフェハネ」がメッカで生まれたと言われています。 アルコールが禁止されているイスラム教の世界において、カフェハネは多くの人が集まりコーヒーを楽しみながら語らう、酔っぱらうことのないバーのような特別な交流の場になりました。 ただ一つカフェハネにはルールが...それは「女人禁制」 男性しか立ち入ることを許されていませんでした。このルールは、後に紹介する、カフェハネをもとにしたイギリスのコーヒーハウスにも受け継がれています。 ヨーロッパのコーヒーハウス 17世紀に入るとヨーロッパにもコーヒーが伝わります。当初は貴族の飲み物でしたが、あるものが登場すると、次第に市民階級にも広がっていきます。 そのあるものというのが後に社会に大きな影響を与えることになる交流の場、コーヒーハウスです。 コーヒーハウスの始まり コーヒーハウスとは、コーヒーを片手に、身近の小さなことから国の政治に関することを語り合う市民の交流の場で、まさにヨーロッパ版のカフェハネと言えるもので、ヨーロッパで最初にコーヒーハウスが開かれたのはイギリスであったと言われています。 17世紀には、コーヒーはさまざまなルートでヨーロッパに持ち込まれ、その飲み物に人々が魅了され、コーヒーを出す専門店、コーヒーハウスが生まれるまでそれほど時間はかかりませんでした。 その拡大はすさまじく、17世紀の終わりに生まれたコーヒーハウスは数年で、3000軒以上に増え、ロンドンのあらゆるところに立ち並んでいたそうです。 また、ほぼ同時期に他の国、フランスやオーストリアなどでもコーヒーハウスが生まれ、人々がコーヒーとおしゃべりを楽しみ、時には歴史が動くきっかけになったりもしました。 時代の動きはコーヒーハウスから 貴賤貧富関係なく多くの人々が集い、コーヒーを片手に語り合い教養を高める場として人気を博したコーヒーハウスは、ただコーヒーをたしなむ場だけにはとどまりませんでした。 イギリスでは、コーヒーハウスは株式取引場所や保険取引所、またイギリスの二大政党のホイッグ党やトーリ党の集会拠点などに用いられ、ロンドンの政治や経済などの発展の場となりました。 フランスでは、ヴォルテールやルソーの『百科全書』の編集の場として用いられました。またフランス王政に不満を持つ革命家の集会所もコーヒーハウスで、フランス革命はコーヒーハウスから始まったとも言われています。 日本のカフェ...

コーヒー飲用の歴史
前回のコラムで、コーヒー栽培の伝播にまつわるエピソードを少し紹介しましたが、今回は「飲用」に注目していきたいと思います! 「盗み出しによって広まったコーヒー栽培」という歴史からわかるように、そうまでして自国で栽培したいと思わせるほどの魅力と人気がコーヒーには昔からあったのです。 現在、様々な方法や場で飲まれることのあるコーヒーですが、歴史の中でもコーヒーは様々な場面で用いられてきました。 今回は、コーヒーの飲用方に注目してみましょう! 飲むだけじゃなかった!エチオピアでの使われ方 コーヒーの原産地と言われるエチオピアでは、昔から様々な方法でコーヒーを用いていました。 ここでは、その深い歴史を持つコーヒーの用いられ方を紹介します! お茶会よろしく、コーヒーセレモニー コーヒーセレモニーとはエチオピアに伝わるコーヒーをふるまう儀式の一つで現在も行われています。 エチオピアでは「カリオモン」と呼ばれていて、「カリ」はコーヒーノキの葉っぱのことで「オモン」は「一緒に」と言う意味で、来客をおもてなしするときに行われるものです。日本の茶道みたいなものです。 茶道のように作法や手順が決まっていてさまざまな道具を使いながら、三回に分けてコーヒーを楽しみます。 カリオモンは女性が執り行うものとされていて、エチオピアの女性は皆この作法を覚えるそうです。 戦のお供、携帯食料 エチオピアではコーヒーは飲むだけではありませんでした。なんと民族の間でコーヒーはとある目的のために食料として使われていたのです。 その目的とは、疲れを知らずに戦い続けるため、つまり戦争のためにでした。 コーヒーの実をすりつぶし、バターなんかと混ぜてボール状にし携帯食として用いてたとされています。 コーヒーの興奮作用や疲労回復作用が民族間の戦争時に役立ったのですね。 イスラム教徒とコーヒー コーヒーが人々に知られていく過程において、イスラム教徒の活躍はとても重要でした。 ここでは、イスラム教徒とコーヒーの関係を見ていきましょう。 コーヒーの原型、「カフア」 現在飲まれている「コーヒー」の原型とも言える「カフア」と呼ばれる飲み物が14世紀ごろにイスラム教徒の一派、スーフィーによって発明されました。 もともとカフアは、さまざまな飲み物に共通して使われていた名前で、その中でも覚醒作用がある「カート」と呼ばれる葉っぱで作ったお茶が有名でした。 しかしカートは保存が利かなかったという欠点があり、その問題を解決したのが、似た作用があり、保存が利くコーヒーを使ったカフアだったのです。 二種類のカフア コーヒーを使ったカフアには二種類ありました。 キシルのカフア ブンのカフア です。 何が違うかと言うと、キシルのカフアは乾いたコーヒーの果肉部分だけを使い煮出すカフアのことで、ブンのカフアは果肉と豆を丸ごと煎ってから煮出すカフアのことです。...
コーヒー飲用の歴史
前回のコラムで、コーヒー栽培の伝播にまつわるエピソードを少し紹介しましたが、今回は「飲用」に注目していきたいと思います! 「盗み出しによって広まったコーヒー栽培」という歴史からわかるように、そうまでして自国で栽培したいと思わせるほどの魅力と人気がコーヒーには昔からあったのです。 現在、様々な方法や場で飲まれることのあるコーヒーですが、歴史の中でもコーヒーは様々な場面で用いられてきました。 今回は、コーヒーの飲用方に注目してみましょう! 飲むだけじゃなかった!エチオピアでの使われ方 コーヒーの原産地と言われるエチオピアでは、昔から様々な方法でコーヒーを用いていました。 ここでは、その深い歴史を持つコーヒーの用いられ方を紹介します! お茶会よろしく、コーヒーセレモニー コーヒーセレモニーとはエチオピアに伝わるコーヒーをふるまう儀式の一つで現在も行われています。 エチオピアでは「カリオモン」と呼ばれていて、「カリ」はコーヒーノキの葉っぱのことで「オモン」は「一緒に」と言う意味で、来客をおもてなしするときに行われるものです。日本の茶道みたいなものです。 茶道のように作法や手順が決まっていてさまざまな道具を使いながら、三回に分けてコーヒーを楽しみます。 カリオモンは女性が執り行うものとされていて、エチオピアの女性は皆この作法を覚えるそうです。 戦のお供、携帯食料 エチオピアではコーヒーは飲むだけではありませんでした。なんと民族の間でコーヒーはとある目的のために食料として使われていたのです。 その目的とは、疲れを知らずに戦い続けるため、つまり戦争のためにでした。 コーヒーの実をすりつぶし、バターなんかと混ぜてボール状にし携帯食として用いてたとされています。 コーヒーの興奮作用や疲労回復作用が民族間の戦争時に役立ったのですね。 イスラム教徒とコーヒー コーヒーが人々に知られていく過程において、イスラム教徒の活躍はとても重要でした。 ここでは、イスラム教徒とコーヒーの関係を見ていきましょう。 コーヒーの原型、「カフア」 現在飲まれている「コーヒー」の原型とも言える「カフア」と呼ばれる飲み物が14世紀ごろにイスラム教徒の一派、スーフィーによって発明されました。 もともとカフアは、さまざまな飲み物に共通して使われていた名前で、その中でも覚醒作用がある「カート」と呼ばれる葉っぱで作ったお茶が有名でした。 しかしカートは保存が利かなかったという欠点があり、その問題を解決したのが、似た作用があり、保存が利くコーヒーを使ったカフアだったのです。 二種類のカフア コーヒーを使ったカフアには二種類ありました。 キシルのカフア ブンのカフア です。 何が違うかと言うと、キシルのカフアは乾いたコーヒーの果肉部分だけを使い煮出すカフアのことで、ブンのカフアは果肉と豆を丸ごと煎ってから煮出すカフアのことです。...

コーヒー栽培の歴史
今ではあらゆるところで味わうことができ、その奥深さから多くの人を魅了するコーヒー。 その原料となる作物は、「盗み」や「騙し」といったあらゆる秘密に包まれた物語を経て、アフリカや中南米、アジアにまで栽培を広げていったというドラマチックな歴史があります。 今回は、この興味深きコーヒー栽培の歴史の世界を紹介したいと思います。 コーヒーの起源 人類が、コーヒーの原料を生み出す植物「コーヒーノキ」といつ出会ったのか? この謎は未だに明らかになっていません。 人類がコーヒーを飲み始めたのは15世紀ごろですが、コーヒーノキと人類の出会いがいつであったかを明言する文献や証拠はなく、わかりません。 しかしながら人類とコーヒーとの出会いには有名な伝承が二つあります。 まずはその二つを紹介していきましょう! ヤギ飼いのカルディ伝説 二つの中でも特に有名なのは「ヤギ飼いのカルディ伝説」です。 某有名、コーヒー&輸入食品会社の社名はここからきています。 内容はこんなもの... ヤギ飼いのカルディという少年が、自分のヤギを山に連れて行ったとき、ヤギが茂みにある赤い木の実を食べ興奮し騒いでいるのを見て、自分も食べてみたところ疲れが吹っ飛び元気になった。 それをたまたま目撃した修道僧がその効果に目をつけその後人々に広めていった。 という話です。 修道僧の登場の仕方は「たまたま通りかかった」、「噂を聞きつけてきた」などさまざまあり、どれもどこかふんわりしてます。 シェーク・オマールの伝説 カルディの話よりは知られていないかもしれませんが、こちらもコーヒー発見にまつわるお話です。 無実の罪で街を追放されたシェーク・オマールという修行者が山の中をさまよっていた時、空腹に耐えきれず、木になっていた赤い木の実を食べてみたところ疲労が回復した。 この話には、「その後、彼は、実を使ったスープで人々を病から救った」や「小鳥が彼をコーヒーノキまで導いた」などさまざまなバージョンがあり、これもまた民間伝承が故の曖昧さがあります。 これら二つは、コーヒー発見伝説として有名なものですが、やはりあくまで伝説であって、信憑性に欠けるところがあるのが事実です。しかし... 山の中で発見した 赤い木の実 興奮作用や疲労回復の効果があった という三点はコーヒーに通じるものがあり、全くのフィクションだとは言い切れないのが面白いところです。 騙し騙され、盗み盗まれ、コーヒーの伝播 コーヒーは、15世紀ごろから、イスラム教徒の一部の者たちスーフィーが儀式の際に飲んでいたことをきっかけに注目され、広く知られるようになりました。 その人気に目を付けたオスマン帝国が、イエメンで栽培を行ったのが本格的なコーヒー栽培の始まりです。 コーヒーは最初、門外不出の作物として発芽できる状態での持ち出しを禁止していましたが、次第に他国でも栽培が行われるようになりました。...
コーヒー栽培の歴史
今ではあらゆるところで味わうことができ、その奥深さから多くの人を魅了するコーヒー。 その原料となる作物は、「盗み」や「騙し」といったあらゆる秘密に包まれた物語を経て、アフリカや中南米、アジアにまで栽培を広げていったというドラマチックな歴史があります。 今回は、この興味深きコーヒー栽培の歴史の世界を紹介したいと思います。 コーヒーの起源 人類が、コーヒーの原料を生み出す植物「コーヒーノキ」といつ出会ったのか? この謎は未だに明らかになっていません。 人類がコーヒーを飲み始めたのは15世紀ごろですが、コーヒーノキと人類の出会いがいつであったかを明言する文献や証拠はなく、わかりません。 しかしながら人類とコーヒーとの出会いには有名な伝承が二つあります。 まずはその二つを紹介していきましょう! ヤギ飼いのカルディ伝説 二つの中でも特に有名なのは「ヤギ飼いのカルディ伝説」です。 某有名、コーヒー&輸入食品会社の社名はここからきています。 内容はこんなもの... ヤギ飼いのカルディという少年が、自分のヤギを山に連れて行ったとき、ヤギが茂みにある赤い木の実を食べ興奮し騒いでいるのを見て、自分も食べてみたところ疲れが吹っ飛び元気になった。 それをたまたま目撃した修道僧がその効果に目をつけその後人々に広めていった。 という話です。 修道僧の登場の仕方は「たまたま通りかかった」、「噂を聞きつけてきた」などさまざまあり、どれもどこかふんわりしてます。 シェーク・オマールの伝説 カルディの話よりは知られていないかもしれませんが、こちらもコーヒー発見にまつわるお話です。 無実の罪で街を追放されたシェーク・オマールという修行者が山の中をさまよっていた時、空腹に耐えきれず、木になっていた赤い木の実を食べてみたところ疲労が回復した。 この話には、「その後、彼は、実を使ったスープで人々を病から救った」や「小鳥が彼をコーヒーノキまで導いた」などさまざまなバージョンがあり、これもまた民間伝承が故の曖昧さがあります。 これら二つは、コーヒー発見伝説として有名なものですが、やはりあくまで伝説であって、信憑性に欠けるところがあるのが事実です。しかし... 山の中で発見した 赤い木の実 興奮作用や疲労回復の効果があった という三点はコーヒーに通じるものがあり、全くのフィクションだとは言い切れないのが面白いところです。 騙し騙され、盗み盗まれ、コーヒーの伝播 コーヒーは、15世紀ごろから、イスラム教徒の一部の者たちスーフィーが儀式の際に飲んでいたことをきっかけに注目され、広く知られるようになりました。 その人気に目を付けたオスマン帝国が、イエメンで栽培を行ったのが本格的なコーヒー栽培の始まりです。 コーヒーは最初、門外不出の作物として発芽できる状態での持ち出しを禁止していましたが、次第に他国でも栽培が行われるようになりました。...

オリジナルドリップ:フルカラー印刷、単色印刷
BASE COFFEEでは、完全オリジナルでのフルカラー印刷や単色印刷でのドリップバッグの製造を承っております。 企業様向けですと、周年記念ノベルティや営業ツールとして、個人様向けですとブライダル用プチギフト用としてご利用頂いております。 オリジナルドリップの製造について、ざっくりとした流れをこちらで紹介してまいります。 最後にお値段につきましても、記載しておりますので最後までどうぞお付き合いくださいませ。 注文可能個数 今までは3000個や5000個からが通常であったオリジナル商品ですが、ここ数年で一気に需要が高まりロット数も下がってまいりました。 最小ロット数 1000個~ 1000個と聞くと多く感じる方も、5個セットを200人に配ると考えると個人でもご利用頂ける範囲かなと感じております。 ご注文から納品まで ご注文頂いてからの流れですが、基本的には、 【ご注文】→【イラストデータ納品】→【ドリップバッグフィルム印刷】→【コーヒー粉充填】→【納品】 上記が基本の流れとなります。 フルカラー印刷の場合は、イラストデータ納品後に、版下を作成致しますので1つ行程が増えます。 ご注文から納品まで必要な日数は下記の通りです。 単色印刷 約3週間~4週間 フルカラー印刷 約4週間~5週間 充填工場の繁忙期などで、1~2週間程度のずれは発生致しますが、単色印刷の方が安く且つ早く納品が可能となっております。 それでは、それぞれの行程の詳細です。 【ご注文】 メールでのご注文をお願いしております。詳細についてのお問い合わせについては電話でも承っております。 【イラストデータ納品】 ご注文後に、イラストデータ作成についての注意点及びフォーマットをお送り致します。手順に沿って制作をお願いいたします。イラストデータの作成が自社で出来ない場合は、当社とお付き合いのある制作会社にお願いすることも可能です。ご注文の際にお問い合わせください。 【ドリップバッグフィルム印刷】 フルカラー印刷の場合は、イラストデータ受注から印刷まで約3週間かかります。単色印刷の場合は、こちらの行程は次の【コーヒー粉充填】と同時に行います。 【コーヒー粉充填】 充填日はおおよそ1カ月以上前でないと製造予約ができません。繁忙期によって変動しますので、まずはご注文の際にご相談させて頂きます。 【納品】 充填から2日後以降に納品致します。宅配200サイズ程の大きさのダンボール2個以上にて、中身はドリップバッグが1個ずつバラで納品です。 製造費用 下記にお値段についての詳細を記載している当社サイトをご紹介致します。 作成個数が多くなればなるほど、1個あたりの単価も下がっていきますので、ぜひ下記サイトをご参照下さいませ。 ※種類数によっては単価が下がらないこともありますので、ご不明な点はお問い合わせ頂ければ幸いです。 http://shop.basecoffee.jp/dripbag
オリジナルドリップ:フルカラー印刷、単色印刷
BASE COFFEEでは、完全オリジナルでのフルカラー印刷や単色印刷でのドリップバッグの製造を承っております。 企業様向けですと、周年記念ノベルティや営業ツールとして、個人様向けですとブライダル用プチギフト用としてご利用頂いております。 オリジナルドリップの製造について、ざっくりとした流れをこちらで紹介してまいります。 最後にお値段につきましても、記載しておりますので最後までどうぞお付き合いくださいませ。 注文可能個数 今までは3000個や5000個からが通常であったオリジナル商品ですが、ここ数年で一気に需要が高まりロット数も下がってまいりました。 最小ロット数 1000個~ 1000個と聞くと多く感じる方も、5個セットを200人に配ると考えると個人でもご利用頂ける範囲かなと感じております。 ご注文から納品まで ご注文頂いてからの流れですが、基本的には、 【ご注文】→【イラストデータ納品】→【ドリップバッグフィルム印刷】→【コーヒー粉充填】→【納品】 上記が基本の流れとなります。 フルカラー印刷の場合は、イラストデータ納品後に、版下を作成致しますので1つ行程が増えます。 ご注文から納品まで必要な日数は下記の通りです。 単色印刷 約3週間~4週間 フルカラー印刷 約4週間~5週間 充填工場の繁忙期などで、1~2週間程度のずれは発生致しますが、単色印刷の方が安く且つ早く納品が可能となっております。 それでは、それぞれの行程の詳細です。 【ご注文】 メールでのご注文をお願いしております。詳細についてのお問い合わせについては電話でも承っております。 【イラストデータ納品】 ご注文後に、イラストデータ作成についての注意点及びフォーマットをお送り致します。手順に沿って制作をお願いいたします。イラストデータの作成が自社で出来ない場合は、当社とお付き合いのある制作会社にお願いすることも可能です。ご注文の際にお問い合わせください。 【ドリップバッグフィルム印刷】 フルカラー印刷の場合は、イラストデータ受注から印刷まで約3週間かかります。単色印刷の場合は、こちらの行程は次の【コーヒー粉充填】と同時に行います。 【コーヒー粉充填】 充填日はおおよそ1カ月以上前でないと製造予約ができません。繁忙期によって変動しますので、まずはご注文の際にご相談させて頂きます。 【納品】 充填から2日後以降に納品致します。宅配200サイズ程の大きさのダンボール2個以上にて、中身はドリップバッグが1個ずつバラで納品です。 製造費用 下記にお値段についての詳細を記載している当社サイトをご紹介致します。 作成個数が多くなればなるほど、1個あたりの単価も下がっていきますので、ぜひ下記サイトをご参照下さいませ。 ※種類数によっては単価が下がらないこともありますので、ご不明な点はお問い合わせ頂ければ幸いです。 http://shop.basecoffee.jp/dripbag

挽き具合について
コーヒーを淹れるうえで重要なポイントの一つである「挽き具合」。 どれくらいの細かさで挽けばいいのかわからない!と困ったことがある方もいるのではないでしょうか? お家でコーヒーを淹れてもあまりおいしくできないという方...もしかしたら豆の挽き具合を少し変えるとおいしくなるかもしれませんよ? 今回は、コーヒーを淹れるうえで忘れてはいけない「挽き具合」に関して紹介します。 器具に合わせた挽き具合 器具に合わせて豆の挽き具合を変えることはとても重要です! 理想は、粉の一粒一粒が寸分違わず同じ粒度であること...しかし、実際のところそれは不可能です。 挽いた粉を振るいにかけて粒度を調整する器具もありますが、どうしても少し大きい粉が出てしまったり、微粉が混じってしまったりするものです。 だからこそ、視覚でおおよその粒度が適切かどうかや、味覚で抽出方法に対しての粒度が適切かどうかを見極めることが大切です! ではここからは、抽出器具に合わせた豆の挽き具合を大きく 細挽き 中挽き 粗挽き の三つに分けて見ていきましょう! 細挽き 細挽きは、ペーパードリップ、コーヒーメーカーで少し濃いめに抽出したい時やサイフォンを使うときにちょうどいい挽き具合です。 粉の粒度は0.2~0.5㎜程度、よく言われる例えでは「グラニュー糖より少し細かめ」です。 中挽き 中挽きは、ペーパードリップ、コーヒーメーカーで抽出したい時にちょうどいいです。 粒度は0.2~1㎜程度、例えると「グラニュー糖くらい」 粗挽き 粗挽きは、フレンチプレスや布ドリップに向いている挽き方です。 粒度は1~1.8㎜程度、例えるならば「ザラメ程度」です。 ご紹介したのはあくまで目安なので、実際に淹れてみて、おいしく抽出できてるか確認してみましょう。 味が濃すぎたら少し粗めに、薄いと感じたら少し細かめにしてみてください。 挽き具合の重要性と考え方 コーヒー器具の紹介や、淹れ方講座などで必ずと言っていいほど言及される「挽き具合」ですが、ではなぜそこまで重要視されるのか? それは挽き具合が抽出されるコーヒーの濃度に影響を及ぼすからなのです。 それはつまりどういうことか?こんな実験を想像してみてください! 挽き具合の違うコーヒーの粉を別々のカップに入れ、お湯に同じ時間浸けて放置していたとして...
挽き具合について
コーヒーを淹れるうえで重要なポイントの一つである「挽き具合」。 どれくらいの細かさで挽けばいいのかわからない!と困ったことがある方もいるのではないでしょうか? お家でコーヒーを淹れてもあまりおいしくできないという方...もしかしたら豆の挽き具合を少し変えるとおいしくなるかもしれませんよ? 今回は、コーヒーを淹れるうえで忘れてはいけない「挽き具合」に関して紹介します。 器具に合わせた挽き具合 器具に合わせて豆の挽き具合を変えることはとても重要です! 理想は、粉の一粒一粒が寸分違わず同じ粒度であること...しかし、実際のところそれは不可能です。 挽いた粉を振るいにかけて粒度を調整する器具もありますが、どうしても少し大きい粉が出てしまったり、微粉が混じってしまったりするものです。 だからこそ、視覚でおおよその粒度が適切かどうかや、味覚で抽出方法に対しての粒度が適切かどうかを見極めることが大切です! ではここからは、抽出器具に合わせた豆の挽き具合を大きく 細挽き 中挽き 粗挽き の三つに分けて見ていきましょう! 細挽き 細挽きは、ペーパードリップ、コーヒーメーカーで少し濃いめに抽出したい時やサイフォンを使うときにちょうどいい挽き具合です。 粉の粒度は0.2~0.5㎜程度、よく言われる例えでは「グラニュー糖より少し細かめ」です。 中挽き 中挽きは、ペーパードリップ、コーヒーメーカーで抽出したい時にちょうどいいです。 粒度は0.2~1㎜程度、例えると「グラニュー糖くらい」 粗挽き 粗挽きは、フレンチプレスや布ドリップに向いている挽き方です。 粒度は1~1.8㎜程度、例えるならば「ザラメ程度」です。 ご紹介したのはあくまで目安なので、実際に淹れてみて、おいしく抽出できてるか確認してみましょう。 味が濃すぎたら少し粗めに、薄いと感じたら少し細かめにしてみてください。 挽き具合の重要性と考え方 コーヒー器具の紹介や、淹れ方講座などで必ずと言っていいほど言及される「挽き具合」ですが、ではなぜそこまで重要視されるのか? それは挽き具合が抽出されるコーヒーの濃度に影響を及ぼすからなのです。 それはつまりどういうことか?こんな実験を想像してみてください! 挽き具合の違うコーヒーの粉を別々のカップに入れ、お湯に同じ時間浸けて放置していたとして...

コーヒーの焙煎:焙煎機について
コーヒーの味わいに大きく影響する焙煎について。 本日は、焙煎機について触れていきたいと思います。 コーヒーを煎る、熱を加えていくことを焙煎と言いますが、この焙煎機にも様々なものがあり、家庭用から業務用まで多岐にわたります。 日本製のものであったり、輸入ものであったり、それぞれの特徴についても少しの私見を交えながらご紹介していきます。 家庭用焙煎機 まずは、ご自宅で簡単にコーヒーの焙煎を始めることができる焙煎ツールの紹介です。 家庭用の焙煎機は、ご自宅のコンロを使い、熱を加えていきます。 だんだん温度が上昇してくると、コーヒー生豆についている薄皮(チャフ)と呼ばれるものが剥がれてきますので、コンロのまわりはチャフだらけに。。。。 焙煎する時間よりも、掃除する時間の方が長いのでは、というイメージをして頂き、それでも焙煎にチャレンジしたいという方は手編み焙煎にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 一番手軽に、そしてお値打ちにコーヒーの焙煎をスタートすることができます。 手綱タイプ コンロの火から少し離し、中に入れたコーヒー生豆を止めることなく動かし続けて下さい。横に振ったり、縦に振ったり、なるべくまんべんなく、生豆全体に火力が加わるように焙煎してください。 焙煎の終了など、焙煎については、下記の記事を参照してくださいね。 https://basecoffee.jp/column/coffee/506/ 手廻しタイプ コンロの上でハンドルを廻して火力を加えるタイプです。 手編みのものよりも、より均一に火力を加えることが出来るため、おすすめです。 価格は1万円を超えてきますので、本格的にという方向きですね。 業務用焙煎機 ここからは、業務用焙煎機についてです。 当店で使用しているのは、日本製のもので、富士珈機という会社のものを使用しています。 こちらの半熱風式焙煎機5㎏釜を日々コツコツと少量ずつで焙煎しています。 以下の通り、3つの火力の当て方の焙煎機をご紹介します。 直下式焙煎機 字のごとく直接、火を生豆に当てて焙煎する焙煎機です。 具体的には、釜に穴(パンチング)が開いているため、火が直接、釜にあたるので、直下式と言います。 火力のコントロールがそのままコーヒーの味にダイレクトに変化を起こしやすいところが特徴です。 半熱風式焙煎機 直下式は穴が開いていましたが、半熱風の釜は穴が開いていません。 火力は下にありますが、火は直接生豆には届かず、図のように熱が釜の入口から入ってきて、火力を与えていきます。...
コーヒーの焙煎:焙煎機について
コーヒーの味わいに大きく影響する焙煎について。 本日は、焙煎機について触れていきたいと思います。 コーヒーを煎る、熱を加えていくことを焙煎と言いますが、この焙煎機にも様々なものがあり、家庭用から業務用まで多岐にわたります。 日本製のものであったり、輸入ものであったり、それぞれの特徴についても少しの私見を交えながらご紹介していきます。 家庭用焙煎機 まずは、ご自宅で簡単にコーヒーの焙煎を始めることができる焙煎ツールの紹介です。 家庭用の焙煎機は、ご自宅のコンロを使い、熱を加えていきます。 だんだん温度が上昇してくると、コーヒー生豆についている薄皮(チャフ)と呼ばれるものが剥がれてきますので、コンロのまわりはチャフだらけに。。。。 焙煎する時間よりも、掃除する時間の方が長いのでは、というイメージをして頂き、それでも焙煎にチャレンジしたいという方は手編み焙煎にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 一番手軽に、そしてお値打ちにコーヒーの焙煎をスタートすることができます。 手綱タイプ コンロの火から少し離し、中に入れたコーヒー生豆を止めることなく動かし続けて下さい。横に振ったり、縦に振ったり、なるべくまんべんなく、生豆全体に火力が加わるように焙煎してください。 焙煎の終了など、焙煎については、下記の記事を参照してくださいね。 https://basecoffee.jp/column/coffee/506/ 手廻しタイプ コンロの上でハンドルを廻して火力を加えるタイプです。 手編みのものよりも、より均一に火力を加えることが出来るため、おすすめです。 価格は1万円を超えてきますので、本格的にという方向きですね。 業務用焙煎機 ここからは、業務用焙煎機についてです。 当店で使用しているのは、日本製のもので、富士珈機という会社のものを使用しています。 こちらの半熱風式焙煎機5㎏釜を日々コツコツと少量ずつで焙煎しています。 以下の通り、3つの火力の当て方の焙煎機をご紹介します。 直下式焙煎機 字のごとく直接、火を生豆に当てて焙煎する焙煎機です。 具体的には、釜に穴(パンチング)が開いているため、火が直接、釜にあたるので、直下式と言います。 火力のコントロールがそのままコーヒーの味にダイレクトに変化を起こしやすいところが特徴です。 半熱風式焙煎機 直下式は穴が開いていましたが、半熱風の釜は穴が開いていません。 火力は下にありますが、火は直接生豆には届かず、図のように熱が釜の入口から入ってきて、火力を与えていきます。...