コーヒープレス7

ベースコーヒー式コーヒーの淹れ方:フレンチプレス編

コーヒーを淹れる器具によってその方法は異なり、コーヒーの味わいにも影響を与えます。 器具の正しい使い方とその特徴を理解し自分に合ったコーヒーを楽しみましょう。 ここでは、誰もが簡単に使える「フレンチプレス」を使ったコーヒーの淹れ方を紹介します!

ベースコーヒー式フレンチプレスの使い方とポイント

淹れる人によって味わいに変化が出やすいハンドドリップと違い、誰が淹れても一定したコーヒーを淹れることができるのがフレンチプレス(以下プレス)の一つの特徴といえるでしょう。 ここで正しい使い方と押さえておくべきポイントを確認しましょう。 準備するもの
プレス
コーヒー粉(コーヒー豆をやや粗めに挽いたもの)
お湯(90~96℃)
タイマー
手順1・プレスを温める コーヒー粉をプレス内に入れる前に一度湯通ししプレスを温めておきましょう。 そうすることで後で入れたお湯が冷めることが防げます。 手順2・コーヒー粉を入れる グラニュー糖よりやや粗く、粉というよりは粒と呼べるくらいの具合で挽いた豆を必要な分量り入れます。 手順3・お湯を入れる 先ほど入れた粉に対して適した分量でお湯を入れる。この時お湯を壁伝いに注ぐことがポイントです! BESE COFFEEでは14.5gのコーヒーに対して250mlのお湯を、19.5gに対して350ml使用しています。 手順4・3分置いておく お湯を入れたらタイマーを3分にセットし、ふたをした状態でそのまま置いておきます。 ここではまだプランジャーと呼ばれるフィルター部分は下げません! 手順5・最後のひと手間を加えプランジャーを下げる タイマーが鳴ったら、蓋を取り、手早くスプーンで上下に3回混ぜ、上に浮かぶ泡やアクを取ります。こうすることで、味わいが全体に広がり、また雑味を取り除くことができます。 再び蓋をしてプランジャーをゆっくりと下げます。 ▼3回混ぜる ▼上澄みを取り除く 手順6・カップに注いで出来上がり! プレスからカップにコーヒーを注げば完成です! 注ぐ前にカップを湯通ししておくと、よりおいしくいただけます。

フレンチプレスのメリットとデメリット

コーヒー器具にはそれぞれに特徴があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。 プレスのメリットは主に…
簡単に淹れることができる
安定した仕上がり
豆本来の味わい
の3つでしょう。 「使い方とポイント」にあるように、粉とお湯を入れ、しばらく置き、プランジャーを下げるだけで出来上がるため、誰でも使えるという点がプレスの素晴らしい点です。 また、分量と手順を守れば一定したコーヒーを淹れることができるというのも大きな点です。 そして、金属フィルターを使用するプレスはコーヒーの油分までしっかりと抽出することができるため、コーヒー豆の持つ本来の味をダイレクトに感じることができます。 これらに対してデメリットは主に...
後処理と手入れに手間がかかる
微粉が残る
の2つです。 コーヒーを飲み切った後にはプレス内に豆カスが残ります。簡単に豆カスを処分することができるペーパーフィルターに比べて処分のしにくいプレスは少々面倒に感じるかもしれません。また、粉や油分がプランジャー部分に残らないよう分解して洗う必要があります。 次に、金属フィルターで取り切れない細かい粉がカップに残りやすいため、ザラザラとして舌触りから少々粉っぽくなり、人によっては苦手とする方もいらっしゃるかもしれません。

フレンチプレスの進化形?『アメリカンプレス』

BASE COFFEEでも扱っているフレンチプレスに見た目がそっくりな「アメリカンプレス」という器具がございます。 扱い方や手入れの方法はほとんどフレンチプレスと変わらないのですが、コーヒー粉を入れる部分がポッドになっており、粉の無駄な攪拌が防がれていたり、フィルターが二層になっており、油分は残しつつも微粉はフレンチプレスよりも残さず抽出することができたりといろいろな技術が施されています。 細かい扱い方や手順は「コーヒーの淹れ方:アメリカンプレス編」にて紹介しますのでお楽しみに! アメリカンプレス5 簡単に淹れることができる上に豆本来の味を感じることができるフレンチプレス。これからコーヒー生活を始めようという方から、コーヒーに深いこだわりを持つ方まで幅広く楽しんでいただけるものとなっております。 今後も「コーヒーの淹れ方」としてさまざまな器具を紹介していきますので、どうぞお楽しみに!
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