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メリタ、カリタ、ハリオどう違う?ドリッパー比較
ペーパードリップをご自宅でやっている方や、これから器具を集めようという方が一度はぶつかるのが、豊富なドリッパー問題です。 形状や穴の数など様々な種類があるドリッパーを前に、どれがどう違うのか?どれを選べばいいのか?悩まれる方が多いと思います。 今回はそんなドリッパー選択時の参考に少しでもなればと、3タイプのドリッパーをさまざまな点からご紹介します! なぜいろいろなドリッパーがあるのか? 穴が3つあったり1つだったり、台形だったり円錐だったり、内側に溝(リブ)がたくさん入っていたり少ししか入っていなかったりと様々ですが、形状の違いによって何が変わるのか? それは、お湯の落ちる速度つまりはお湯とコーヒー粉が触れる時間です。 コーヒーの抽出は、コーヒー粉の成分をお湯で溶かし出す作業のこと...お湯がゆっくりと落ちれば、お湯とコーヒー粉がしっかりと触れ合い、その分コーヒー成分は濃く抽出されます。 反対にお湯が早く落ちる場合は、お湯とコーヒー粉が触れ合う時間が短くなり、その分成分は薄く抽出されることになります。 コーヒーを理想的な抽出具合にするため、お湯の落ちる速度を調節する必要がありました。 それぞれのメーカーが研究を重ねた結果、理想の抽出速度を可能にさせるドリッパーの形、穴の数、リブの形状が違うさまざまなドリッパーがあるのです。 いろいろなドリッパーの特徴 コーヒードリッパーの種類はとても豊富で、いろいろな形をした物があります。 今回はその中でもタイプの違う3つのドリッパーの特徴をご紹介します。 メリタ社の1つ穴ドリッパー ペーパードリップを最初に開発したメリタ社のドリッパーは安定したドリップが可能なことが特徴です。ペーパードリップを始めたばかりの方にオススメ。 形状 台形、小さな1つ穴、全体に広がるリブ お湯が落ちる速度 遅い。注いだ量に関係なく一定のスピードで落ちていく。 コーヒーの味への影響 味わいはしっかりとした重みのあるものになりやすい メリット ・毎回同じ味わいになるため、一定した品質でコーヒーを楽しむことができる。 ・お湯を必要量注げばあとは待つだけなので、比較的簡単。 デメリット ・味わいのコントロールができないため、好みの味に近づけることができない。 カリタ社の3つ穴ドリッパー 日本の会社であるカリタ社の代表的なドリッパーが穴が3つのドリッパーです。 比較的簡単にコントロールが可能なので、ペーパードリップに少し慣れてきた中級者の方にオススメです。 形状...
メリタ、カリタ、ハリオどう違う?ドリッパー比較
ペーパードリップをご自宅でやっている方や、これから器具を集めようという方が一度はぶつかるのが、豊富なドリッパー問題です。 形状や穴の数など様々な種類があるドリッパーを前に、どれがどう違うのか?どれを選べばいいのか?悩まれる方が多いと思います。 今回はそんなドリッパー選択時の参考に少しでもなればと、3タイプのドリッパーをさまざまな点からご紹介します! なぜいろいろなドリッパーがあるのか? 穴が3つあったり1つだったり、台形だったり円錐だったり、内側に溝(リブ)がたくさん入っていたり少ししか入っていなかったりと様々ですが、形状の違いによって何が変わるのか? それは、お湯の落ちる速度つまりはお湯とコーヒー粉が触れる時間です。 コーヒーの抽出は、コーヒー粉の成分をお湯で溶かし出す作業のこと...お湯がゆっくりと落ちれば、お湯とコーヒー粉がしっかりと触れ合い、その分コーヒー成分は濃く抽出されます。 反対にお湯が早く落ちる場合は、お湯とコーヒー粉が触れ合う時間が短くなり、その分成分は薄く抽出されることになります。 コーヒーを理想的な抽出具合にするため、お湯の落ちる速度を調節する必要がありました。 それぞれのメーカーが研究を重ねた結果、理想の抽出速度を可能にさせるドリッパーの形、穴の数、リブの形状が違うさまざまなドリッパーがあるのです。 いろいろなドリッパーの特徴 コーヒードリッパーの種類はとても豊富で、いろいろな形をした物があります。 今回はその中でもタイプの違う3つのドリッパーの特徴をご紹介します。 メリタ社の1つ穴ドリッパー ペーパードリップを最初に開発したメリタ社のドリッパーは安定したドリップが可能なことが特徴です。ペーパードリップを始めたばかりの方にオススメ。 形状 台形、小さな1つ穴、全体に広がるリブ お湯が落ちる速度 遅い。注いだ量に関係なく一定のスピードで落ちていく。 コーヒーの味への影響 味わいはしっかりとした重みのあるものになりやすい メリット ・毎回同じ味わいになるため、一定した品質でコーヒーを楽しむことができる。 ・お湯を必要量注げばあとは待つだけなので、比較的簡単。 デメリット ・味わいのコントロールができないため、好みの味に近づけることができない。 カリタ社の3つ穴ドリッパー 日本の会社であるカリタ社の代表的なドリッパーが穴が3つのドリッパーです。 比較的簡単にコントロールが可能なので、ペーパードリップに少し慣れてきた中級者の方にオススメです。 形状...

濃厚で深い味わい、自宅でできるミルク出しコーヒー
コーヒーにミルクを加えることは昔から一般的ですが、そもそも水を使わずミルクでコーヒーを淹れるとどうなるのか? 今回はあまり馴染みのない、ミルク出しコーヒーについてご紹介します! ミルク出しコーヒーとは? コーヒーとミルクの相性がいいことは多くの方がご存じかと思います。 ドリップしたコーヒーにミルクを加えるカフェオレや、エスプレッソにミルクを加えるカフェラテのようにコーヒーとミルクを合わせたドリンクはたくさん存在しますが、これらのドリンクは一度水や蒸気を使ってコーヒーを抽出したところにミルクを加えたものです。 それに対してミルク出しコーヒーはミルクを使ってコーヒー豆からエキスを抽出したもののことで、カフェオレやラテとはまた違った質感やコーヒーとミルクのハーモニーを楽しむことができます。 ミルクで出すとどう違う? コーヒーにミルクを加えるのと、ミルクでコーヒーを抽出するのとどう違うのか? ミルク出しコーヒーは、コーヒーをミルクで薄めて作らない分、ミルクの味わいがとても濃厚で全然違います。 カフェオレやカフェラテは、比率にもよりますが、コーヒーの苦味のある味わいをミルクで柔らかくするため、どちらかと言うと「コーヒー>ミルク」とコーヒーの主張の方が少し強めなことが多いです... しかしミルク出しコーヒーは、ミルクにコーヒーが溶けだしているため、ミルクの甘さがコーヒーの香りや程よい苦味によって引き立ち、「ミルク>コーヒー」とミルクの方をしっかりと味わうことができます。 そのため、ミルク出しのコーヒーの方が濃厚なミルク感が後味として残り心地よい余韻を与えてくれます。 ミルク出しにすることによってとても優しい味わいになり飲みやすくなるので、コーヒーが少し苦手、いつもミルクをたくさん入れて飲んでいるという方にはとてもおすすめです。 ミルク出しコーヒーの作り方 ミルク出しコーヒーの抽出方法はとても簡単で、水出しコーヒーの水をミルクに変えるだけだと思っていただいて結構です。 今回は一番簡単で後処理も楽なお茶パックを使った方法を後ご紹介します。 用意するもの(約グラス1杯分) コーヒー水出し用パック(お茶パックでも可) コーヒー豆(30g) 牛乳(300ml) 手順1・コーヒー豆をセットする まずコーヒーを必要な分計測し挽きます。 このときに挽き具合を少し細かめにするとコーヒーがより濃く出るので、コーヒーの味をしっかりと出したい方は少し細かめに調節するといいでしょう。 挽いた豆をパックに入れます。 手順2・ミルクを注ぐ パックに入ったコーヒー豆をサーバーに入れ、そこにミルクを注ぎます。 分量は水出し同様、だいたいコーヒー豆(g):ミルク(ml)=1:10の割合で用意するといい具合になります。 好みに合わせて割合を少し調節させてもいいでしょう。 手順3・冷蔵庫で置いておく 手順2でできたサーバーを冷蔵庫に入れ、6~8時間おいておきます。...
濃厚で深い味わい、自宅でできるミルク出しコーヒー
コーヒーにミルクを加えることは昔から一般的ですが、そもそも水を使わずミルクでコーヒーを淹れるとどうなるのか? 今回はあまり馴染みのない、ミルク出しコーヒーについてご紹介します! ミルク出しコーヒーとは? コーヒーとミルクの相性がいいことは多くの方がご存じかと思います。 ドリップしたコーヒーにミルクを加えるカフェオレや、エスプレッソにミルクを加えるカフェラテのようにコーヒーとミルクを合わせたドリンクはたくさん存在しますが、これらのドリンクは一度水や蒸気を使ってコーヒーを抽出したところにミルクを加えたものです。 それに対してミルク出しコーヒーはミルクを使ってコーヒー豆からエキスを抽出したもののことで、カフェオレやラテとはまた違った質感やコーヒーとミルクのハーモニーを楽しむことができます。 ミルクで出すとどう違う? コーヒーにミルクを加えるのと、ミルクでコーヒーを抽出するのとどう違うのか? ミルク出しコーヒーは、コーヒーをミルクで薄めて作らない分、ミルクの味わいがとても濃厚で全然違います。 カフェオレやカフェラテは、比率にもよりますが、コーヒーの苦味のある味わいをミルクで柔らかくするため、どちらかと言うと「コーヒー>ミルク」とコーヒーの主張の方が少し強めなことが多いです... しかしミルク出しコーヒーは、ミルクにコーヒーが溶けだしているため、ミルクの甘さがコーヒーの香りや程よい苦味によって引き立ち、「ミルク>コーヒー」とミルクの方をしっかりと味わうことができます。 そのため、ミルク出しのコーヒーの方が濃厚なミルク感が後味として残り心地よい余韻を与えてくれます。 ミルク出しにすることによってとても優しい味わいになり飲みやすくなるので、コーヒーが少し苦手、いつもミルクをたくさん入れて飲んでいるという方にはとてもおすすめです。 ミルク出しコーヒーの作り方 ミルク出しコーヒーの抽出方法はとても簡単で、水出しコーヒーの水をミルクに変えるだけだと思っていただいて結構です。 今回は一番簡単で後処理も楽なお茶パックを使った方法を後ご紹介します。 用意するもの(約グラス1杯分) コーヒー水出し用パック(お茶パックでも可) コーヒー豆(30g) 牛乳(300ml) 手順1・コーヒー豆をセットする まずコーヒーを必要な分計測し挽きます。 このときに挽き具合を少し細かめにするとコーヒーがより濃く出るので、コーヒーの味をしっかりと出したい方は少し細かめに調節するといいでしょう。 挽いた豆をパックに入れます。 手順2・ミルクを注ぐ パックに入ったコーヒー豆をサーバーに入れ、そこにミルクを注ぎます。 分量は水出し同様、だいたいコーヒー豆(g):ミルク(ml)=1:10の割合で用意するといい具合になります。 好みに合わせて割合を少し調節させてもいいでしょう。 手順3・冷蔵庫で置いておく 手順2でできたサーバーを冷蔵庫に入れ、6~8時間おいておきます。...

飲むだけじゃない!コーヒーゼリーの楽しみ方
コーヒーの楽しみ方は飲むだけじゃない! 日本生まれとされているコーヒーを使った冷菓コーヒーゼリーは、その味わいはもちろん、作成法の手軽さや、低カロリー性などから多くの人々に愛されていて、今では店独自のコーヒーゼリーを提供している喫茶店やカフェも少なくありません。 今回は食べるコーヒー、コーヒーゼリーと作り方とその楽しみ方をご紹介します。 ベースコーヒー式コーヒーゼリーの作り方 コーヒーゼリーの作り方はとてもシンプルです。 端的に言えばコーヒーをアガーまたはゼラチンと混ぜ冷やすだけでコーヒーゼリーはできてしまいます。 今回はアガーを使用したコーヒーゼリーの作り方をご紹介します! 用意するもの(2人前) コーヒー豆・30g お湯・450ml グラニュー糖・8g アガー・12g ゼリーにほのかな甘みを加えるためのグラニュー糖を【コーヒーの抽出量×0.02】g、コーヒー液をゼリーに変化させるアガーを【抽出量×0.03】gで用意すると大量に作る場合もおいしいコーヒーゼリーができます。 手順1・コーヒーを抽出する まずコーヒーを用意します。淹れ方は問いませんがペーパードリップだと後処理が楽なのでおすすめです。 ペーパードリップのやり方はこちら→ベースコーヒー式コーヒーの淹れ方:ペーパードリップ編 ここでのポイントは濃いめに抽出すること!少し濃いめにすることでゼリーになった時もコーヒーの味わいを損なうことなく楽しめるようになります。 濃いめに抽出するために、豆を通常時の量+5gで用意します。 手順2・グラニュー糖、アガーを加える 抽出したコーヒーをタッパーに移し、そこにグラニュー糖とアガーを少しづつかき混ぜながら加えていきます。 ここでのポイントは、コーヒーの方に粉類を入れることです! 粉類にコーヒーをかけるように混ぜ合わせるとダマになってしまいきれいなゼリーができなくなってしまいます。 しっかりと混ぜて全体にグラニュー糖、アガーがいきわたるようにしましょう。 手順3・冷やし固める 手順2でできた液をある程度冷ましたのち冷蔵庫で冷してゼリーにして出来上がりです! グラスなんかに移してから固めると出来上がりがきれいになるのでオススメです。 だいたい3~4時間もあれば固まります。 コーヒーゼリーのいろんな楽しみ方 コーヒーゼリーをそのまま食べてもおいしいですが、いろいろなものと合わせることで、より楽しむことができます! 定番は生クリームを添えて......
飲むだけじゃない!コーヒーゼリーの楽しみ方
コーヒーの楽しみ方は飲むだけじゃない! 日本生まれとされているコーヒーを使った冷菓コーヒーゼリーは、その味わいはもちろん、作成法の手軽さや、低カロリー性などから多くの人々に愛されていて、今では店独自のコーヒーゼリーを提供している喫茶店やカフェも少なくありません。 今回は食べるコーヒー、コーヒーゼリーと作り方とその楽しみ方をご紹介します。 ベースコーヒー式コーヒーゼリーの作り方 コーヒーゼリーの作り方はとてもシンプルです。 端的に言えばコーヒーをアガーまたはゼラチンと混ぜ冷やすだけでコーヒーゼリーはできてしまいます。 今回はアガーを使用したコーヒーゼリーの作り方をご紹介します! 用意するもの(2人前) コーヒー豆・30g お湯・450ml グラニュー糖・8g アガー・12g ゼリーにほのかな甘みを加えるためのグラニュー糖を【コーヒーの抽出量×0.02】g、コーヒー液をゼリーに変化させるアガーを【抽出量×0.03】gで用意すると大量に作る場合もおいしいコーヒーゼリーができます。 手順1・コーヒーを抽出する まずコーヒーを用意します。淹れ方は問いませんがペーパードリップだと後処理が楽なのでおすすめです。 ペーパードリップのやり方はこちら→ベースコーヒー式コーヒーの淹れ方:ペーパードリップ編 ここでのポイントは濃いめに抽出すること!少し濃いめにすることでゼリーになった時もコーヒーの味わいを損なうことなく楽しめるようになります。 濃いめに抽出するために、豆を通常時の量+5gで用意します。 手順2・グラニュー糖、アガーを加える 抽出したコーヒーをタッパーに移し、そこにグラニュー糖とアガーを少しづつかき混ぜながら加えていきます。 ここでのポイントは、コーヒーの方に粉類を入れることです! 粉類にコーヒーをかけるように混ぜ合わせるとダマになってしまいきれいなゼリーができなくなってしまいます。 しっかりと混ぜて全体にグラニュー糖、アガーがいきわたるようにしましょう。 手順3・冷やし固める 手順2でできた液をある程度冷ましたのち冷蔵庫で冷してゼリーにして出来上がりです! グラスなんかに移してから固めると出来上がりがきれいになるのでオススメです。 だいたい3~4時間もあれば固まります。 コーヒーゼリーのいろんな楽しみ方 コーヒーゼリーをそのまま食べてもおいしいですが、いろいろなものと合わせることで、より楽しむことができます! 定番は生クリームを添えて......

コーヒーの格付けとは?
コーヒー豆を買っていて、コロンビア”スプレモ”や”エクセルソ”、グアテマラ”SHB”や”HB”といったように、生産国名の後に続く記号のようなものを見たことはありませんか? これらは生産地で行われているコーヒーの格付け評価の結果を反映させた、いわばそのコーヒーのグレードを表している物です。 格付けには国際的な基準はなくそれぞれの生産国が自ら定めた方法で格付けを行っています。 今回はコーヒーの選び方が少し変わるかもしれない、コーヒーの格付けに関してご紹介します! 格付けとは? コーヒー豆が流通され始めたころは、鑑定されることなく売られていましたが、19世紀になってブラジル産のコーヒーに格付けが行われるようになり、他の生産国でも豆の格付けをするようになっていきました。 格付けの基準は生産国によって様々で、栽培地の標高を基準にしているものや豆の大きさを基準にしているものなど... 生産地や品種と同様に、コーヒー豆を知るうえでの重要な情報となる格付けは、バイヤーや消費者がそのコーヒー豆の品質や価値をおおよそ知ることができる要素と言えるでしょう。 だからこそ実際に手にしたコーヒー豆が格付け通りの品質であるかを判断することは重要なため、見た目やカッピングなどさまざまなテストで判定される場合もあります。 栽培地の標高によるもの コーヒーが栽培されている所の標高が高ければ高いほど、寒暖差が生まれ実は引き締まり上質なコーヒーが生まれます。 この観点から標高を基準に格付けしている国がいくつかあり、中米に多いです。 メキシコ 約1700m以上→ SHG(ストリクトリー・ハイ・グロウン) 約1000~1700m→ HG(ハイ・グロウン) 約600~1000m→ PW(プライム・ウォッシュド) また時にはスペイン語で、AL(アルトゥーラ)、PL(プリマ・ラバード)、BL(ブエン・ラバード)と表記されることもあり、英語とスペイン語両方が記されていることもあります。 グアテマラ 約1300m以上→ SHB(ストリクトリー・ハード・ビーン) 約1200~1300m→ HB(ハード・ビーン) 約1050m~1200m→ SHB(セミ・ハード・ビーン) 約900~1050m→ EPW(エクストラ・プライム・ウォッシュド) 国外輸出されるのはおおよそこの4つの規格のものです。この下にはPW(プライム・ウォッシュド)、EGW(エクストラ・グッド・ウォッシュド)、GW(グッド・ウォッシュド)と続きます。 エルサルバドル&ホンジュラス 約1200m以上→ SHG(ストリクトリー・ハイ・グロウン) 約900~1200m→ HG(ハイ・グロウン) 約600~1200m→ CS(セントラル・スタンダード) コスタリカ コスタリカでは標高に加えて、栽培地が太平洋側かカリブ海側かで規格が分けられています。 約1200~1700m(太平洋側)→ SHB(ストリクトリー・ハード・ビーン)...
コーヒーの格付けとは?
コーヒー豆を買っていて、コロンビア”スプレモ”や”エクセルソ”、グアテマラ”SHB”や”HB”といったように、生産国名の後に続く記号のようなものを見たことはありませんか? これらは生産地で行われているコーヒーの格付け評価の結果を反映させた、いわばそのコーヒーのグレードを表している物です。 格付けには国際的な基準はなくそれぞれの生産国が自ら定めた方法で格付けを行っています。 今回はコーヒーの選び方が少し変わるかもしれない、コーヒーの格付けに関してご紹介します! 格付けとは? コーヒー豆が流通され始めたころは、鑑定されることなく売られていましたが、19世紀になってブラジル産のコーヒーに格付けが行われるようになり、他の生産国でも豆の格付けをするようになっていきました。 格付けの基準は生産国によって様々で、栽培地の標高を基準にしているものや豆の大きさを基準にしているものなど... 生産地や品種と同様に、コーヒー豆を知るうえでの重要な情報となる格付けは、バイヤーや消費者がそのコーヒー豆の品質や価値をおおよそ知ることができる要素と言えるでしょう。 だからこそ実際に手にしたコーヒー豆が格付け通りの品質であるかを判断することは重要なため、見た目やカッピングなどさまざまなテストで判定される場合もあります。 栽培地の標高によるもの コーヒーが栽培されている所の標高が高ければ高いほど、寒暖差が生まれ実は引き締まり上質なコーヒーが生まれます。 この観点から標高を基準に格付けしている国がいくつかあり、中米に多いです。 メキシコ 約1700m以上→ SHG(ストリクトリー・ハイ・グロウン) 約1000~1700m→ HG(ハイ・グロウン) 約600~1000m→ PW(プライム・ウォッシュド) また時にはスペイン語で、AL(アルトゥーラ)、PL(プリマ・ラバード)、BL(ブエン・ラバード)と表記されることもあり、英語とスペイン語両方が記されていることもあります。 グアテマラ 約1300m以上→ SHB(ストリクトリー・ハード・ビーン) 約1200~1300m→ HB(ハード・ビーン) 約1050m~1200m→ SHB(セミ・ハード・ビーン) 約900~1050m→ EPW(エクストラ・プライム・ウォッシュド) 国外輸出されるのはおおよそこの4つの規格のものです。この下にはPW(プライム・ウォッシュド)、EGW(エクストラ・グッド・ウォッシュド)、GW(グッド・ウォッシュド)と続きます。 エルサルバドル&ホンジュラス 約1200m以上→ SHG(ストリクトリー・ハイ・グロウン) 約900~1200m→ HG(ハイ・グロウン) 約600~1200m→ CS(セントラル・スタンダード) コスタリカ コスタリカでは標高に加えて、栽培地が太平洋側かカリブ海側かで規格が分けられています。 約1200~1700m(太平洋側)→ SHB(ストリクトリー・ハード・ビーン)...

シングルコーヒーを水出しで比較してみました!
今回のコラムはちょっとした実験のレポートです! ベースコーヒーでは個性あふれるシングルオリジンのコーヒーをいくつかご用意しています。 浅煎りに仕上げることによってそれぞれの持ち味を最大限に引き出しているシングルシリーズ… 今回はこれらを水出しコーヒーで比較してみました! 水出しにすることによってどんな味わいになるのか? 水出しにした時、どのコーヒーが一番美味しくなるのか? その疑問に迫ります! 実験方法 今回シングルオリジンのコーヒーを水出しコーヒーとして抽出した方法は、以前の水出しコーヒーに関するコラムでもご紹介したお茶パックを使った方法です。 置いておくだけ、水出しアイスコーヒー 用意した物は... コーヒー豆20g(中挽き) 水200ml マグカップ 水出しコーヒー用パック&お茶パック まずそれぞれ挽いた豆をパックに入れてマグカップへ。 マグカップに水を注いで、冷蔵庫にいれあとは放置!ちなみに今回は約6時間置いておきました。 あとは出来上がった水出しコーヒーをテイスティングし味わいの違いを比較! また今回は、つい最近「水出しコーヒー用のパック」を生活雑貨店で見つけたので... "水出しコーヒー用パック"と通常の"お茶パック"それぞれで用意した場合の差も比べてみました! 味わい比較 6時間じっくりと置いておき出来上がった水出しコーヒーをいざテイスティング! それぞれ感じた事をつづっていきたいと思います。 エチオピア・ナチュラル(お茶パック) エチオピア・ナチュラルの最大の特徴とも言える”ベリー感”が出ていてとてもフルーティー! 抽出具合も程よく、スッキリとした飲み心地。 飲むと爽やかな気分になるフルーティーなアイスコーヒーになりました。 エチオピア アラカ・ナチュラル(水出しコーヒーパック) こちらベリーの味わいが出ていましたが、パックの違いかこちらの方が同じ抽出時間でも出かたはしっかり目。 少しえぐみや酸味が強めなことも相まって、赤ワインのような濃厚感がありました!...
シングルコーヒーを水出しで比較してみました!
今回のコラムはちょっとした実験のレポートです! ベースコーヒーでは個性あふれるシングルオリジンのコーヒーをいくつかご用意しています。 浅煎りに仕上げることによってそれぞれの持ち味を最大限に引き出しているシングルシリーズ… 今回はこれらを水出しコーヒーで比較してみました! 水出しにすることによってどんな味わいになるのか? 水出しにした時、どのコーヒーが一番美味しくなるのか? その疑問に迫ります! 実験方法 今回シングルオリジンのコーヒーを水出しコーヒーとして抽出した方法は、以前の水出しコーヒーに関するコラムでもご紹介したお茶パックを使った方法です。 置いておくだけ、水出しアイスコーヒー 用意した物は... コーヒー豆20g(中挽き) 水200ml マグカップ 水出しコーヒー用パック&お茶パック まずそれぞれ挽いた豆をパックに入れてマグカップへ。 マグカップに水を注いで、冷蔵庫にいれあとは放置!ちなみに今回は約6時間置いておきました。 あとは出来上がった水出しコーヒーをテイスティングし味わいの違いを比較! また今回は、つい最近「水出しコーヒー用のパック」を生活雑貨店で見つけたので... "水出しコーヒー用パック"と通常の"お茶パック"それぞれで用意した場合の差も比べてみました! 味わい比較 6時間じっくりと置いておき出来上がった水出しコーヒーをいざテイスティング! それぞれ感じた事をつづっていきたいと思います。 エチオピア・ナチュラル(お茶パック) エチオピア・ナチュラルの最大の特徴とも言える”ベリー感”が出ていてとてもフルーティー! 抽出具合も程よく、スッキリとした飲み心地。 飲むと爽やかな気分になるフルーティーなアイスコーヒーになりました。 エチオピア アラカ・ナチュラル(水出しコーヒーパック) こちらベリーの味わいが出ていましたが、パックの違いかこちらの方が同じ抽出時間でも出かたはしっかり目。 少しえぐみや酸味が強めなことも相まって、赤ワインのような濃厚感がありました!...

コーヒーと言ってもいろいろ!多様なコーヒーの品種
以前のコラムでもご紹介したように、コーヒーにはスペシャリティコーヒーとして注目されているアラビカ種とインスタントコーヒーなどに使われるロブスタ種があります。 アラビカ種とロブスタ種に関するコラムはこちら 前回でも少し触れましたが、アラビカ種はさらに様々な品種に分けることができ、それぞれがいろいろな特徴を持っています。 今回はアラビカ種の主な種類をご紹介していきたいと思います!コーヒー豆ご購入の際にパッケージなんかに品種名が書かれていることもあるのでもしかしたら知っているのもあるかもしれません。 在来種たち コーヒーの品種の多くは元からあったものが突然変異したり、異なる品種が合わさったりして増えていきました。 まずはその代表的な品種を見ていきましょう。 ティピカ種 歴史上最も古い栽培品種で他の品種の大本とも言える品種がティピカ種です。 滑らかでさわやかな酸味がありとても繊細な味わいを楽しむことができるのがティピカ種の特徴ですが、他の品種に比べて生産量が少ないという点もあります。 現在もジャマイカやパプアニューギニアなど世界中の広い地域で栽培されています。 スマトラ種 インドネシアに移入したアラビカ種を起源とする品種のことです。 有名なマンデリンもスマトラ種に含まれますが、ティピカ種と同一視されることも多いです。 ゲイシャ種 エチオピアのゲイシャという町の近くで発見された品種。華やかで薫り高い風味が特徴で、とても個性的なコーヒーです。2004年にパナマのエスメラルダ農園のゲイシャ種がコンテストで有名になり、注目されている品種です。中南米の多くの生産者がゲイシャ種を栽培しています。 突然変異種 さまざまな品種が突然変異によって生まれ、アラビカ種の幅はさらに広がっていきました。 ブルボン種 エチオピアからティピカが持ち込まれブルボン島で突然変異した品種です。収穫量がティピカより多いのが特徴で完熟した実の色が赤色、黄色、オレンジ色と様々です。コーヒーの味わいはバランスが良く、甘みがあるのも特徴です。 以前は多くの生産地で栽培されていましたが現在ではより生産性の高い品種に取って代わられたケースが多いです。 マラゴジッペ種 ブラジルで発見された突然変異種です。とにかく大きいのが特徴で樹高も高く、葉も大きいです。もちろんコーヒー豆も大きく、エレファントビーンと呼ばれることがあります。 しかしながら生産性はそれほど高くなく、味わいも際立った特徴はあまりみられません。 ケント種 インドで生まれた突然変異種。名前は発見された農園の持ち主からきています。 この品種はコーヒーの大敵であるサビ病に強いということで一時人気を博しました。現在もタンザニアで栽培されていることがあります。 コーヒーの味はどっしりとした重いものが多いです。 カトゥーラ種 先ほどのブルボン種の突然変異種で生産性はティピカ種の約三倍と高いです。中米で多く栽培されています。樹高が高くなりにくいため収穫に適しています。...
コーヒーと言ってもいろいろ!多様なコーヒーの品種
以前のコラムでもご紹介したように、コーヒーにはスペシャリティコーヒーとして注目されているアラビカ種とインスタントコーヒーなどに使われるロブスタ種があります。 アラビカ種とロブスタ種に関するコラムはこちら 前回でも少し触れましたが、アラビカ種はさらに様々な品種に分けることができ、それぞれがいろいろな特徴を持っています。 今回はアラビカ種の主な種類をご紹介していきたいと思います!コーヒー豆ご購入の際にパッケージなんかに品種名が書かれていることもあるのでもしかしたら知っているのもあるかもしれません。 在来種たち コーヒーの品種の多くは元からあったものが突然変異したり、異なる品種が合わさったりして増えていきました。 まずはその代表的な品種を見ていきましょう。 ティピカ種 歴史上最も古い栽培品種で他の品種の大本とも言える品種がティピカ種です。 滑らかでさわやかな酸味がありとても繊細な味わいを楽しむことができるのがティピカ種の特徴ですが、他の品種に比べて生産量が少ないという点もあります。 現在もジャマイカやパプアニューギニアなど世界中の広い地域で栽培されています。 スマトラ種 インドネシアに移入したアラビカ種を起源とする品種のことです。 有名なマンデリンもスマトラ種に含まれますが、ティピカ種と同一視されることも多いです。 ゲイシャ種 エチオピアのゲイシャという町の近くで発見された品種。華やかで薫り高い風味が特徴で、とても個性的なコーヒーです。2004年にパナマのエスメラルダ農園のゲイシャ種がコンテストで有名になり、注目されている品種です。中南米の多くの生産者がゲイシャ種を栽培しています。 突然変異種 さまざまな品種が突然変異によって生まれ、アラビカ種の幅はさらに広がっていきました。 ブルボン種 エチオピアからティピカが持ち込まれブルボン島で突然変異した品種です。収穫量がティピカより多いのが特徴で完熟した実の色が赤色、黄色、オレンジ色と様々です。コーヒーの味わいはバランスが良く、甘みがあるのも特徴です。 以前は多くの生産地で栽培されていましたが現在ではより生産性の高い品種に取って代わられたケースが多いです。 マラゴジッペ種 ブラジルで発見された突然変異種です。とにかく大きいのが特徴で樹高も高く、葉も大きいです。もちろんコーヒー豆も大きく、エレファントビーンと呼ばれることがあります。 しかしながら生産性はそれほど高くなく、味わいも際立った特徴はあまりみられません。 ケント種 インドで生まれた突然変異種。名前は発見された農園の持ち主からきています。 この品種はコーヒーの大敵であるサビ病に強いということで一時人気を博しました。現在もタンザニアで栽培されていることがあります。 コーヒーの味はどっしりとした重いものが多いです。 カトゥーラ種 先ほどのブルボン種の突然変異種で生産性はティピカ種の約三倍と高いです。中米で多く栽培されています。樹高が高くなりにくいため収穫に適しています。...