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ハンドドリップ

ベースコーヒー式コーヒーの淹れ方:ペーパードリップ編

「コーヒーを淹れる」と聞くと多くの人がこんな風景を想像するのではないでしょうか... ドリッパ―と呼ばれる器具とフィルターを用いて上からお湯を注ぎコーヒーを抽出していく、コーヒーを淹れるうえで最も手軽な方法のひとつ、「ペーパードリップ」です。 スタイリッシュにお湯を注ぐ姿が印象的なこの作業。一見シンプルですが、実はとっても奥深いのです。同じレシピで淹れても、ドリッパ―の種類やお湯の注ぎ方でコーヒーの味わいは大きく変わっていきます。 ドリッパーによって淹れ方にもそれぞれポイントがありますが、今回は共通しているペーパードリップの基本的な点と、ベースコーヒー式ペーパードリップの方法を紹介します。 ベースコーヒー式ペーパードリップの使い方とポイント ペーパードリップの淹れ方は... フィルターと豆をセットする➡お湯を少量注ぎ蒸らす➡さらにお湯を注ぎ抽出する の三工程に分かれます。 ペーパードリップに必要な物 コーヒー豆(中挽き) お湯(90~95℃) ドリッパー フィルター ケトル(注ぎ口が細い物) 手順1・フィルターと豆をセットする フィルターをドリッパーにセットします。この際にフィルターのつなぎ目を折る(台形のものは互い違いに)ことを忘れないようにしましょう。こうすることでフィルターとドリッパーをしっかりと密着させることができます。密着させることでフィルターが安定し、またお湯が、正しい通り道であるドリッパーに刻まれた溝を通ることができるようになります。 フィルターをセットしたらそこに挽いた豆を入れ、軽くゆすって表面をならしましょう。 手順2・蒸らし コーヒーを美味しく淹れるためには準備段階である『蒸らし』が重要です。 お湯を少量入れ、全体的に豆を湿らせましょう。 『蒸らし』を行うことで、コーヒーの粒子が膨らみ、抽出時にコーヒーのエキスがしっかりと出るようになります。 ベースコーヒーでは、14.5gのコーヒーに対して30秒、25gに50秒の蒸らしの時間を設けています。 手順3・抽出する 蒸らしが終わればいよいよ抽出です。 真ん中をめがけて500円玉程度の円を「の」の字を描くようにお湯をゆっくりと注ぎます。 お湯の量は、14.5gのコーヒーに対して『蒸らし』に注いだ分も含めて235mlになるようにお湯を注ぎます。25gに対しては450mlになるようにお湯を注ぎます。 ドリッパーによってはお湯を数回に分けて注ぐものもありますが、ベースコーヒーでも用いてる「メリタ社」の物は一定のスピードでお湯が落ちていくため、一度にゆっくりと必要量注げばあとは待つだけなので、初めての方にもおすすめです! 手順4・カップに注ぐ 14.5gの豆に対し200mlのコーヒー液を、25gに対し400mlのコーヒーが抽出できたら終了の合図です。ドリッパーを外します。 コーヒーが抽出し終わったら、まず軽く混ぜましょう。抽出仕立てのコーヒーはコーヒー成分の濃淡があるため混ぜて整えることが大切です。...

ベースコーヒー式コーヒーの淹れ方:ペーパードリップ編

「コーヒーを淹れる」と聞くと多くの人がこんな風景を想像するのではないでしょうか... ドリッパ―と呼ばれる器具とフィルターを用いて上からお湯を注ぎコーヒーを抽出していく、コーヒーを淹れるうえで最も手軽な方法のひとつ、「ペーパードリップ」です。 スタイリッシュにお湯を注ぐ姿が印象的なこの作業。一見シンプルですが、実はとっても奥深いのです。同じレシピで淹れても、ドリッパ―の種類やお湯の注ぎ方でコーヒーの味わいは大きく変わっていきます。 ドリッパーによって淹れ方にもそれぞれポイントがありますが、今回は共通しているペーパードリップの基本的な点と、ベースコーヒー式ペーパードリップの方法を紹介します。 ベースコーヒー式ペーパードリップの使い方とポイント ペーパードリップの淹れ方は... フィルターと豆をセットする➡お湯を少量注ぎ蒸らす➡さらにお湯を注ぎ抽出する の三工程に分かれます。 ペーパードリップに必要な物 コーヒー豆(中挽き) お湯(90~95℃) ドリッパー フィルター ケトル(注ぎ口が細い物) 手順1・フィルターと豆をセットする フィルターをドリッパーにセットします。この際にフィルターのつなぎ目を折る(台形のものは互い違いに)ことを忘れないようにしましょう。こうすることでフィルターとドリッパーをしっかりと密着させることができます。密着させることでフィルターが安定し、またお湯が、正しい通り道であるドリッパーに刻まれた溝を通ることができるようになります。 フィルターをセットしたらそこに挽いた豆を入れ、軽くゆすって表面をならしましょう。 手順2・蒸らし コーヒーを美味しく淹れるためには準備段階である『蒸らし』が重要です。 お湯を少量入れ、全体的に豆を湿らせましょう。 『蒸らし』を行うことで、コーヒーの粒子が膨らみ、抽出時にコーヒーのエキスがしっかりと出るようになります。 ベースコーヒーでは、14.5gのコーヒーに対して30秒、25gに50秒の蒸らしの時間を設けています。 手順3・抽出する 蒸らしが終わればいよいよ抽出です。 真ん中をめがけて500円玉程度の円を「の」の字を描くようにお湯をゆっくりと注ぎます。 お湯の量は、14.5gのコーヒーに対して『蒸らし』に注いだ分も含めて235mlになるようにお湯を注ぎます。25gに対しては450mlになるようにお湯を注ぎます。 ドリッパーによってはお湯を数回に分けて注ぐものもありますが、ベースコーヒーでも用いてる「メリタ社」の物は一定のスピードでお湯が落ちていくため、一度にゆっくりと必要量注げばあとは待つだけなので、初めての方にもおすすめです! 手順4・カップに注ぐ 14.5gの豆に対し200mlのコーヒー液を、25gに対し400mlのコーヒーが抽出できたら終了の合図です。ドリッパーを外します。 コーヒーが抽出し終わったら、まず軽く混ぜましょう。抽出仕立てのコーヒーはコーヒー成分の濃淡があるため混ぜて整えることが大切です。...

コーヒーの焙煎:カッピングについて

コーヒーの焙煎:カッピングについて

コーヒーの味わいに大きく影響する焙煎という作業。 今回は、焙煎した後の品質チェック(カッピング)についてフォーカスして説明していきたいと思います。 カッピングとは BASE COFFEEでは、カッピングを「コーヒーを評価するために使う世界共通言語のツール」と捉えています。 簡単に説明するとコーヒーの味をテイスティングして、そのコーヒーにはどんな風味や酸味が含まれていて、どんな要素で構成されているかを見極めるために行います。 またカッピングとは、コーヒーの抽出方法が統一されていて、誰が抽出しても、同じ条件になるように抽出することが出来ます。ペーパードリップ等でコーヒーを抽出すると、淹れる人によって、抽出される成分が若干変化してきてしまいますので、カッピングという浸漬方式で抽出したコーヒーで味わいをテストするのです。 カッピングの手順はいたって簡単です。 カッピングボウル(カップ)にコーヒー粉をセット ▶ お湯を注ぐ ▶ 4分待つ ▶ 攪拌 ▶ 上澄みを取る ▶ カッピングスプーンでテイスティング 抽出は、コーヒープレスと全く同じ方式です。 コーヒーの味わいをもっと楽しみたい方にコーヒープレスがおすすめなのは、カッピングと同じく、コーヒーの味がダイレクトに分かるからなのです。 カッピングの意義 カッピングは様々な場面で活用されていますが、その場面、場面で全く異なる評価基準を持って臨まなければなりません。 生産国での品質チェック 基本的にカッピングは生産国での格付けの際に用いられる手法です。 評価シートを用いて、決まった項目の味わい(酸質、甘味等)を評価します。 そしてその評価(点数を付けます)に基づき、そのコーヒーを格付けし、売買の際の値決めに役立てます。 また、コーヒー豆を買い付ける際でも同じようにカッピングを用いてコーヒーを評価し、購入側の判断基準として用います。判断基準は購入側の好みも含まれるので、ここでは 《評価シートを用いた点数基準》 + 《購入側の好み》 が判断基準となります。...

コーヒーの焙煎:カッピングについて

コーヒーの味わいに大きく影響する焙煎という作業。 今回は、焙煎した後の品質チェック(カッピング)についてフォーカスして説明していきたいと思います。 カッピングとは BASE COFFEEでは、カッピングを「コーヒーを評価するために使う世界共通言語のツール」と捉えています。 簡単に説明するとコーヒーの味をテイスティングして、そのコーヒーにはどんな風味や酸味が含まれていて、どんな要素で構成されているかを見極めるために行います。 またカッピングとは、コーヒーの抽出方法が統一されていて、誰が抽出しても、同じ条件になるように抽出することが出来ます。ペーパードリップ等でコーヒーを抽出すると、淹れる人によって、抽出される成分が若干変化してきてしまいますので、カッピングという浸漬方式で抽出したコーヒーで味わいをテストするのです。 カッピングの手順はいたって簡単です。 カッピングボウル(カップ)にコーヒー粉をセット ▶ お湯を注ぐ ▶ 4分待つ ▶ 攪拌 ▶ 上澄みを取る ▶ カッピングスプーンでテイスティング 抽出は、コーヒープレスと全く同じ方式です。 コーヒーの味わいをもっと楽しみたい方にコーヒープレスがおすすめなのは、カッピングと同じく、コーヒーの味がダイレクトに分かるからなのです。 カッピングの意義 カッピングは様々な場面で活用されていますが、その場面、場面で全く異なる評価基準を持って臨まなければなりません。 生産国での品質チェック 基本的にカッピングは生産国での格付けの際に用いられる手法です。 評価シートを用いて、決まった項目の味わい(酸質、甘味等)を評価します。 そしてその評価(点数を付けます)に基づき、そのコーヒーを格付けし、売買の際の値決めに役立てます。 また、コーヒー豆を買い付ける際でも同じようにカッピングを用いてコーヒーを評価し、購入側の判断基準として用います。判断基準は購入側の好みも含まれるので、ここでは 《評価シートを用いた点数基準》 + 《購入側の好み》 が判断基準となります。...

ベースコーヒー店内

コーヒー豆の保存について

コーヒー豆の保存方法によって、コーヒー豆の鮮度は大きく変化し、鮮度はコーヒーの味わいに大きく影響を与えます。 そんなコーヒー豆の保存や鮮度について触れていきたいと思います。 コーヒー豆の鮮度とは 保存について知る前に、コーヒーの鮮度について説明していきたいと思います。 さっそくですが、鮮度について質問です。 「コーヒー豆(粉)の見た目で鮮度を判断できると思いますか?」 答えは、「No」です。 鮮度の良いコーヒーは、コーヒーの抽出の際(コーヒー粉がお湯に触れた際)に、コーヒー粉がぷくーと膨らむかどうかで判断できます。 コーヒー豆(粉)の見た目は、1年、2年と経っても購入当時の色のままで何ら見た目は変わりません。 見た目が変わらないため、「鮮度」というキーワードを気にすることがあまりなかったのではないでしょうか。 野菜は数日経つと、見た目から変化してきますので、「もうそろそろ食べきらないと危ないな」と感じます。もちろん、野菜などの生鮮食品を腐らせた状態で食べることは出来ませんので、コーヒーとは若干の違いはあるものの、鮮度が良い状態で食べる、飲むことが重要なのは明らかです。 この鮮度は、コーヒーの味わいに大きく影響します。 鮮度の良し悪しで、大きく味わいに影響するのは「香り」です。 「香り」の少ないコーヒーを美味しいと感じる方は少ないと予想します。やはり香りも一緒に楽しむのがコーヒーの醍醐味。そこは外せませんね。 そして、鮮度の良いコーヒーとは、「焙煎された日」に近いものです。 鮮度の良いコーヒーを鮮度の良い状態で保存し続けることが重要になります。 おすすめの保存方法 コーヒーの鮮度を全く落とさずに保管することは不可能です。 どうしても鮮度は落ちていきますが、劣化のスピードを緩めることは可能です。 保存方法でおすすめなのは、空気に触れないように、15℃以下で保存することです。 具体的には、 豆のままで保存する場合 コーヒー専用袋で常温保管(冷暗所)or 冷蔵庫保管 粉で保存する場合 コーヒー専用袋で冷凍庫保管 密閉瓶等で保管する場合は、コーヒー豆量が減ってきた場合に、空気も一緒に閉じ込めることになりますので、常温での保管をおすすめします。夏場などは気温が上がってしまうので、低温保管できる場所にて保管すると良いと思います。冷蔵庫保管してしまうと湿気が発生しますので、おすすめしません。 コーヒー豆で保管する場合でも、なるべく1カ月以内で飲み切れる量を購入し、常に鮮度の良いコーヒーを楽しむようにすることが鮮度をキープする秘訣です。 1カ月以上の保管には、冷凍庫保管が向いています。 必ずコーヒー専用袋に入れて、空気を抜き保管して下さいね。...

コーヒー豆の保存について

コーヒー豆の保存方法によって、コーヒー豆の鮮度は大きく変化し、鮮度はコーヒーの味わいに大きく影響を与えます。 そんなコーヒー豆の保存や鮮度について触れていきたいと思います。 コーヒー豆の鮮度とは 保存について知る前に、コーヒーの鮮度について説明していきたいと思います。 さっそくですが、鮮度について質問です。 「コーヒー豆(粉)の見た目で鮮度を判断できると思いますか?」 答えは、「No」です。 鮮度の良いコーヒーは、コーヒーの抽出の際(コーヒー粉がお湯に触れた際)に、コーヒー粉がぷくーと膨らむかどうかで判断できます。 コーヒー豆(粉)の見た目は、1年、2年と経っても購入当時の色のままで何ら見た目は変わりません。 見た目が変わらないため、「鮮度」というキーワードを気にすることがあまりなかったのではないでしょうか。 野菜は数日経つと、見た目から変化してきますので、「もうそろそろ食べきらないと危ないな」と感じます。もちろん、野菜などの生鮮食品を腐らせた状態で食べることは出来ませんので、コーヒーとは若干の違いはあるものの、鮮度が良い状態で食べる、飲むことが重要なのは明らかです。 この鮮度は、コーヒーの味わいに大きく影響します。 鮮度の良し悪しで、大きく味わいに影響するのは「香り」です。 「香り」の少ないコーヒーを美味しいと感じる方は少ないと予想します。やはり香りも一緒に楽しむのがコーヒーの醍醐味。そこは外せませんね。 そして、鮮度の良いコーヒーとは、「焙煎された日」に近いものです。 鮮度の良いコーヒーを鮮度の良い状態で保存し続けることが重要になります。 おすすめの保存方法 コーヒーの鮮度を全く落とさずに保管することは不可能です。 どうしても鮮度は落ちていきますが、劣化のスピードを緩めることは可能です。 保存方法でおすすめなのは、空気に触れないように、15℃以下で保存することです。 具体的には、 豆のままで保存する場合 コーヒー専用袋で常温保管(冷暗所)or 冷蔵庫保管 粉で保存する場合 コーヒー専用袋で冷凍庫保管 密閉瓶等で保管する場合は、コーヒー豆量が減ってきた場合に、空気も一緒に閉じ込めることになりますので、常温での保管をおすすめします。夏場などは気温が上がってしまうので、低温保管できる場所にて保管すると良いと思います。冷蔵庫保管してしまうと湿気が発生しますので、おすすめしません。 コーヒー豆で保管する場合でも、なるべく1カ月以内で飲み切れる量を購入し、常に鮮度の良いコーヒーを楽しむようにすることが鮮度をキープする秘訣です。 1カ月以上の保管には、冷凍庫保管が向いています。 必ずコーヒー専用袋に入れて、空気を抜き保管して下さいね。...

コーヒー焙煎度について

コーヒーの焙煎:焙煎度について

コーヒー豆(粉)を買う際は、焙煎済みの状態で買うことがほとんどかと思います。 そこで、コーヒーの味わいに大きく関係してくる焙煎について数回に分けて詳しく書いていきたいと思います。 本日は焙煎度についてです。 コーヒーの焙煎度とは コーヒーの焙煎は、謎が多いように思えると思います。私も焙煎という業務に携わるまでは、そう思っていました。皆さまもコーヒーをよく飲まれると思いますが、焙煎については、あまり知らないということがほとんどだと思います。 今回はそんな謎多き焙煎の焙煎度というものにフォーカスを当てて解説していきたいと思います。 まず、焙煎度とは以下のように8つのカテゴリーに分けることが出来ます。 ライトロースト シナモンロースト ミディアムロースト ハイロースト シティロースト フルシティロースト フレンチロースト イタリアンロースト ここでよく聞くのは、「シティロースト」「フルシティロースト」「フレンチロースト」あたりかなと思います。 スーパーで販売されているものや、大手ショップでもよく上記の2.3つのカテゴリー分けで販売されていることが多くあります。 このカテゴリー分けですが、焙煎という作業の中でも最もコーヒーの味わいに変化を与えます。 焙煎度は、大まかに説明すると、焙煎をしている時間(火力を与えている時間)によって決まります。 玉ねぎで説明すると、フライパンで炒め始めて、少し時間が経っていい香りがしてきたところで調理を終了するとします。それは「ライトロースト」にあたります。 もう少し炒めて茶色っぽくなってきたなというところが「ミディアムロースト」です。 そして、少し焦げてきて黒色が入ってきたかなというところが「フレンチロースト」です。 あくまでイメージなので、焙煎度が深い=焦げている、ではありませんので誤解のないように。 焙煎度別の味わいの変化 さて、そんな焙煎度別で味わいはどのように変わるにかというと、BASE COFFEEの焙煎度表で説明すると、 該当なし 「ライトロースト」「シナモンロースト」「ミディアムロースト」「イタリアンロースト」 中煎り 「ハイロースト」「シティロースト」...

コーヒーの焙煎:焙煎度について

コーヒー豆(粉)を買う際は、焙煎済みの状態で買うことがほとんどかと思います。 そこで、コーヒーの味わいに大きく関係してくる焙煎について数回に分けて詳しく書いていきたいと思います。 本日は焙煎度についてです。 コーヒーの焙煎度とは コーヒーの焙煎は、謎が多いように思えると思います。私も焙煎という業務に携わるまでは、そう思っていました。皆さまもコーヒーをよく飲まれると思いますが、焙煎については、あまり知らないということがほとんどだと思います。 今回はそんな謎多き焙煎の焙煎度というものにフォーカスを当てて解説していきたいと思います。 まず、焙煎度とは以下のように8つのカテゴリーに分けることが出来ます。 ライトロースト シナモンロースト ミディアムロースト ハイロースト シティロースト フルシティロースト フレンチロースト イタリアンロースト ここでよく聞くのは、「シティロースト」「フルシティロースト」「フレンチロースト」あたりかなと思います。 スーパーで販売されているものや、大手ショップでもよく上記の2.3つのカテゴリー分けで販売されていることが多くあります。 このカテゴリー分けですが、焙煎という作業の中でも最もコーヒーの味わいに変化を与えます。 焙煎度は、大まかに説明すると、焙煎をしている時間(火力を与えている時間)によって決まります。 玉ねぎで説明すると、フライパンで炒め始めて、少し時間が経っていい香りがしてきたところで調理を終了するとします。それは「ライトロースト」にあたります。 もう少し炒めて茶色っぽくなってきたなというところが「ミディアムロースト」です。 そして、少し焦げてきて黒色が入ってきたかなというところが「フレンチロースト」です。 あくまでイメージなので、焙煎度が深い=焦げている、ではありませんので誤解のないように。 焙煎度別の味わいの変化 さて、そんな焙煎度別で味わいはどのように変わるにかというと、BASE COFFEEの焙煎度表で説明すると、 該当なし 「ライトロースト」「シナモンロースト」「ミディアムロースト」「イタリアンロースト」 中煎り 「ハイロースト」「シティロースト」...

コーヒープレス7

ベースコーヒー式コーヒーの淹れ方:フレンチプレス編

コーヒーを淹れる器具によってその方法は異なり、コーヒーの味わいにも影響を与えます。 器具の正しい使い方とその特徴を理解し自分に合ったコーヒーを楽しみましょう。 ここでは、誰もが簡単に使える「フレンチプレス」を使ったコーヒーの淹れ方を紹介します! ベースコーヒー式フレンチプレスの使い方とポイント 淹れる人によって味わいに変化が出やすいハンドドリップと違い、誰が淹れても一定したコーヒーを淹れることができるのがフレンチプレス(以下プレス)の一つの特徴といえるでしょう。 ここで正しい使い方と押さえておくべきポイントを確認しましょう。 準備するもの プレス コーヒー粉(コーヒー豆をやや粗めに挽いたもの) お湯(90~96℃) タイマー 手順1・プレスを温める コーヒー粉をプレス内に入れる前に一度湯通ししプレスを温めておきましょう。 そうすることで後で入れたお湯が冷めることが防げます。 手順2・コーヒー粉を入れる グラニュー糖よりやや粗く、粉というよりは粒と呼べるくらいの具合で挽いた豆を必要な分量り入れます。 手順3・お湯を入れる 先ほど入れた粉に対して適した分量でお湯を入れる。この時お湯を壁伝いに注ぐことがポイントです! BESE COFFEEでは14.5gのコーヒーに対して250mlのお湯を、19.5gに対して350ml使用しています。 手順4・3分置いておく お湯を入れたらタイマーを3分にセットし、ふたをした状態でそのまま置いておきます。 ここではまだプランジャーと呼ばれるフィルター部分は下げません! 手順5・最後のひと手間を加えプランジャーを下げる タイマーが鳴ったら、蓋を取り、手早くスプーンで上下に3回混ぜ、上に浮かぶ泡やアクを取ります。こうすることで、味わいが全体に広がり、また雑味を取り除くことができます。 再び蓋をしてプランジャーをゆっくりと下げます。 ▼3回混ぜる ▼上澄みを取り除く 手順6・カップに注いで出来上がり! プレスからカップにコーヒーを注げば完成です!...

ベースコーヒー式コーヒーの淹れ方:フレンチプレス編

コーヒーを淹れる器具によってその方法は異なり、コーヒーの味わいにも影響を与えます。 器具の正しい使い方とその特徴を理解し自分に合ったコーヒーを楽しみましょう。 ここでは、誰もが簡単に使える「フレンチプレス」を使ったコーヒーの淹れ方を紹介します! ベースコーヒー式フレンチプレスの使い方とポイント 淹れる人によって味わいに変化が出やすいハンドドリップと違い、誰が淹れても一定したコーヒーを淹れることができるのがフレンチプレス(以下プレス)の一つの特徴といえるでしょう。 ここで正しい使い方と押さえておくべきポイントを確認しましょう。 準備するもの プレス コーヒー粉(コーヒー豆をやや粗めに挽いたもの) お湯(90~96℃) タイマー 手順1・プレスを温める コーヒー粉をプレス内に入れる前に一度湯通ししプレスを温めておきましょう。 そうすることで後で入れたお湯が冷めることが防げます。 手順2・コーヒー粉を入れる グラニュー糖よりやや粗く、粉というよりは粒と呼べるくらいの具合で挽いた豆を必要な分量り入れます。 手順3・お湯を入れる 先ほど入れた粉に対して適した分量でお湯を入れる。この時お湯を壁伝いに注ぐことがポイントです! BESE COFFEEでは14.5gのコーヒーに対して250mlのお湯を、19.5gに対して350ml使用しています。 手順4・3分置いておく お湯を入れたらタイマーを3分にセットし、ふたをした状態でそのまま置いておきます。 ここではまだプランジャーと呼ばれるフィルター部分は下げません! 手順5・最後のひと手間を加えプランジャーを下げる タイマーが鳴ったら、蓋を取り、手早くスプーンで上下に3回混ぜ、上に浮かぶ泡やアクを取ります。こうすることで、味わいが全体に広がり、また雑味を取り除くことができます。 再び蓋をしてプランジャーをゆっくりと下げます。 ▼3回混ぜる ▼上澄みを取り除く 手順6・カップに注いで出来上がり! プレスからカップにコーヒーを注げば完成です!...

コーヒーカップ

美味しいコーヒーを淹れるには

美味しいコーヒーを淹れるには、様々な要素を理解した上でコーヒーを淹れることが重要です。 BASE COFFEEでは、3つのポイントを押さえて頂くだけで、簡単に美味しいコーヒーを淹れることができます。 自分の好みを知る コーヒーには焙煎度というものがあります。 コーヒー生豆を焙煎する時間によって中煎り、中深煎り、深煎りが決まります。(詳しい焙煎度については別途コラムで書きますね) 全く同じコーヒー生豆でも、焙煎度が違うと味わいが全く異なります。中煎りと深煎りとで比べると酸味の有無、苦みの有無が真逆となり、中煎りは軽めのコーヒーに、深煎りは苦みのある味わいに仕上がります。 そこで、皆さまに質問ですが、普段どのようなコーヒーがお好きですか? この質問にすぐに答えられる方は、既に美味しいコーヒーを飲む第一のポイントを抑えていますので、読み飛ばしてもらっても大丈夫です。 例えば、苦みとコクのあるコーヒーが好きな方に、中煎りのさっぱりした軽めのコーヒーを飲んで頂いたとします。さて、その方はどう感じるでしょうか。 「ここのコーヒーは軽めだなー。飲めるけど好みではないか」 となりますね。 逆に、軽めのさっぱりしたコーヒーを好む方に、苦みしっかりの深煎りコーヒーをお出しすると、 「味が強くて苦いー。飲み切るのがしんどいな」 このように感じるのではないでしょうか。 至極当然のことを書いていますが、この部分を理解し、自身の好みを理解した上で、焙煎度を確認してコーヒー豆を購入するというポイントが本当に大事です。 コーヒーは嗜好品です。好みは人それぞれ。BASE COFFEEでは自信を持って高品質なコーヒーをご提供していますが、いくら品質が良くても、その人の好みに合わなければ、「美味しいコーヒー」にはなり得ません。 コーヒーの保存について知る 2つ目のポイントは、コーヒーの保存についてです。 保存するには「コーヒー豆のまま」購入して、コーヒーを淹れる直前に粉にグラインドし、コーヒーを淹れる。 これが一番おすすめの方法です。 コーヒー豆のまま購入する際に、もっと重要な点があります。 それは「コーヒーが焙煎された日」です。 コーヒーの焙煎日について BASE COFFEEのような自家焙煎店は、コーヒー生豆(焙煎する前のコーヒー豆)を仕入れて、焙煎機で焙煎し、販売しているため、焙煎した日に商品として販売が出来ますので、焙煎日スタンプも押印しています。 しかし、この焙煎日を知る方法は少ないです。 焙煎日は表示義務が無いため、賞味期限のみを表示することが多々見られます。これは、業界の悪い習慣だと思いますが、より美味しいコーヒーを飲んで頂くためには鮮度が重要なのは承知しているが、焙煎してからパッキングや配送、店頭での販売期間など、流通を考えるとスーパー等で売られているコーヒーは鮮度を無視していることがほとんどです。 対策として、窒素を充填し、酸化が進まないようにしています。これはコーヒーから出るガスをも吸い取ってしまうため、美味しい要素を消しています。スーパー等で広く販売する場合は、鮮度については諦めるしかないということが業界の回答なのです。...

美味しいコーヒーを淹れるには

美味しいコーヒーを淹れるには、様々な要素を理解した上でコーヒーを淹れることが重要です。 BASE COFFEEでは、3つのポイントを押さえて頂くだけで、簡単に美味しいコーヒーを淹れることができます。 自分の好みを知る コーヒーには焙煎度というものがあります。 コーヒー生豆を焙煎する時間によって中煎り、中深煎り、深煎りが決まります。(詳しい焙煎度については別途コラムで書きますね) 全く同じコーヒー生豆でも、焙煎度が違うと味わいが全く異なります。中煎りと深煎りとで比べると酸味の有無、苦みの有無が真逆となり、中煎りは軽めのコーヒーに、深煎りは苦みのある味わいに仕上がります。 そこで、皆さまに質問ですが、普段どのようなコーヒーがお好きですか? この質問にすぐに答えられる方は、既に美味しいコーヒーを飲む第一のポイントを抑えていますので、読み飛ばしてもらっても大丈夫です。 例えば、苦みとコクのあるコーヒーが好きな方に、中煎りのさっぱりした軽めのコーヒーを飲んで頂いたとします。さて、その方はどう感じるでしょうか。 「ここのコーヒーは軽めだなー。飲めるけど好みではないか」 となりますね。 逆に、軽めのさっぱりしたコーヒーを好む方に、苦みしっかりの深煎りコーヒーをお出しすると、 「味が強くて苦いー。飲み切るのがしんどいな」 このように感じるのではないでしょうか。 至極当然のことを書いていますが、この部分を理解し、自身の好みを理解した上で、焙煎度を確認してコーヒー豆を購入するというポイントが本当に大事です。 コーヒーは嗜好品です。好みは人それぞれ。BASE COFFEEでは自信を持って高品質なコーヒーをご提供していますが、いくら品質が良くても、その人の好みに合わなければ、「美味しいコーヒー」にはなり得ません。 コーヒーの保存について知る 2つ目のポイントは、コーヒーの保存についてです。 保存するには「コーヒー豆のまま」購入して、コーヒーを淹れる直前に粉にグラインドし、コーヒーを淹れる。 これが一番おすすめの方法です。 コーヒー豆のまま購入する際に、もっと重要な点があります。 それは「コーヒーが焙煎された日」です。 コーヒーの焙煎日について BASE COFFEEのような自家焙煎店は、コーヒー生豆(焙煎する前のコーヒー豆)を仕入れて、焙煎機で焙煎し、販売しているため、焙煎した日に商品として販売が出来ますので、焙煎日スタンプも押印しています。 しかし、この焙煎日を知る方法は少ないです。 焙煎日は表示義務が無いため、賞味期限のみを表示することが多々見られます。これは、業界の悪い習慣だと思いますが、より美味しいコーヒーを飲んで頂くためには鮮度が重要なのは承知しているが、焙煎してからパッキングや配送、店頭での販売期間など、流通を考えるとスーパー等で売られているコーヒーは鮮度を無視していることがほとんどです。 対策として、窒素を充填し、酸化が進まないようにしています。これはコーヒーから出るガスをも吸い取ってしまうため、美味しい要素を消しています。スーパー等で広く販売する場合は、鮮度については諦めるしかないということが業界の回答なのです。...